右長友は18分で終了
おそらく初の右SHとあって手探り状態の長友。特に同じサイドでコンビを組むマイコンは、右SBと言ってもほぼウイングみたいなものですから、さすがにやりづらさはあったようです。ラニエリ監督の秘策はあまり効果を発揮していませんでしたね。
ここ最近のインテルのゲームメーカーと言えばアルバレスです。が、この日はちょっと周りとズレが生じているようでした。メンバーがいつもと違ったからでしょうか。インテルの若き司令塔はまだまだ成長の余地があるようです。さて、即断即決のラニエリ監督は18分。このやりづらさ満点の2人を入れ替えて、長友を左SHに、アルバレスを右SHに修正します。長友はこれでいつものサイドですし、アルバレスは基本どちらのサイドにいても攻撃時は中に入りますし、それによってマイコンも上がりやすくなるという一石三鳥の修正案。引き気味のラツィオ相手に、これでインテルやれるかな?と思いました。
が、先制したのはラツィオでした。30分。レジスタのレデスマがゴール前でボールを持つと、ロッキに見事なスルーパスを通して勝負あり。インテルは久しぶりに追いかける展開となりました。しかしここではね返すのが今のインテルです。ラツィオが堅守速攻にシフトしようとする中、42分に長友とミリートが左サイド敵陣深くで起点を作ると、サネッティも絡んで最後はミリートとアルバレスのワンツーからゴール。見事に崩して前半の内に同点に追いつきます。
スナイデルシステムで逆転
後半開始から動いてくるインテルは、怪我明けのスナイデルをアルバレスと、また前半痛めたキヴをオビと交代し、長友はいつもの左SBへ。システムは4-3-1-2となりました。一方のラツィオもエルナレスに代えてマトゥザレムを投入、システムは4-4-2へ。互いに相手の前半のシステムとなった後半を制したのはインテルでした。63分、ルシオの頭でのクリアが想像以上に伸びる中、ただ1人反応していたパッツィーニがループで決めてインテルが逆転。「らしい」シュートを決めたパッツィーニはお見事です。
怪我明けのスナイデルですが、まだ少しフィットしていない印象があります。状態が良くなればもっと前でプレーできると思うのですが、今日はちょっと下がり気味だったかなと。ただマイコンへのロングフィードは精度もよく、強烈なミドルシュートも放っているので、試合に出ることで徐々に調子も上向いてくると思います。
逆転したインテルはミリートに代えてファラオーニを投入して、ミラノダービーでも見せた4-4-1-1で逃げ切りを図ります。一方ラツィオはシセを投入して4-3-3に。数の上では優位のインテルですが、ラツィオは思ったより中盤から3トップヘの縦パスが通っていたので見応えのある攻防になりました。しかしこれ以上ゴールネットは揺れず、インテルが7連勝を飾りました。
インテル 2-1 ラツィオ
インテル:ミリート(42分)、パッツィーニ(63分)
ラツィオ:ロッキ(30分)
長友の上がるタイミングは良くなってます
この日3箇所のポジションをこなした長友ですが、右SHはともかくとして、本職の左ではやはり存在感を見せていたように思います。ガゼッタにはユーティリティ性が評価されて「ナガトゥット(トゥット:イタリア語で「すべて」の意)」なんて呼ばれてましたが。特に左SBでは、以前に比べて上がるタイミングが間違いなく良くなっています。ただ、怪我しちゃったみたいですね。キヴもちょっと心配ですし次の試合のインテル左SBは大丈夫でしょうか。
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